(英語は日本語の後に続きます)
日本語タイトル:組織人事領域における解析と設計の一事例 -複数の従業員調査に基づく社内施策の提案-
目白大学大学院経営学研究科 博士後期課程 川﨑 昌
目白大学大学院経営学研究科 教授 高橋 武則
本発表では、企業内で別々の目的をもって実施された2種類の従業員調査を同時に分析し、その結果に基づき具体的な社内施策を導き出す方法論を紹介する。通常、これらの2つの調査結果は別々に処理されていた。しかし、JMPを活用し、選抜型主成分回帰分析を用いれば、複数の調査の統合的な解析と設計(提案)が可能になる。 紹介する事例では、A社で実施された2種類の質問紙調査(①キャリア施策調査、②キャリア価値観調査)を結合し、要因群と結果群に分けて解析を行っている。そこから得られた因果関係の結果に基づき、変数選択により選ばれた主成分に強い関係を持つ項目に対して伸びしろを調べ、伸びしろがあれば現状の改善対策を、伸びしろがなければ現状維持の対策を提案した。 企業内の組織人事領域における定量・定性のデータは、採用、育成、評価、労務、組織開発等の領域に散在していることが多く、統合的な視点で従業員個人、部門組織、会社全体を捉える場合は定性的な情報に頼りがちである。組織人事領域においても定量・定性情報への統計的アプローチは重要なテーマであり、JMPを用いることで探索的・視覚的に新たな知見を見出すことが身近なものになる。
組織人材領域における分析・設計の事例:複数の従業員調査に基づく社内施策の提案
川崎翔 目白大学大学院 経営学研究科 博士課程
高橋 武則 目白大学大学院経営学研究科教授(共著者)
本発表では、目的の異なる2種類の従業員調査を社内で同時に実施し、その結果から具体的な社内施策を導き出す手法について紹介します。通常、これら2つの調査結果は別々に処理されますが、JMPのスクリーニング主成分回帰分析機能では、複数の調査を統合的に分析・設計(提案)することが可能です。今回の事例では、A社が実施した2つのアンケート調査(キャリア施策調査とキャリア価値観調査)を組み合わせ、データを因子群と結果群に分割して分析を行いました。得られた因果関係の結果をもとに、変数選択で選んだ主成分と関連の強い項目の可能性を調査し、伸びしろがあれば改善策を提案し、伸びしろがなければ現状維持を提案しました。企業の組織人事データは、雇用、教育、評価、労務、組織開発など、定量的・定性的に多岐にわたります。定性的な情報を得るには、従業員個人、部門組織、企業全体など、総合的な視点が重要です。組織人事においても、定量的・定性的な情報に対する統計的アプローチは重要であり、JMP を使用することで、探索的かつ視覚的に新たな知見を発見することができます。