(英語は日本語の後に続きます)
日本語タイトル:JMPによる出生数データの可視化と分析 ~誕生日ランキングから更に分析を進めて~
SAS Institute Japan株式会社 JMPジャパン事業部 テクニカルグループ
システムエンジニア 増川 直裕
“あるクラスの中に同じ誕生日がいる人の確率は?” という有名な確率の問題があるが、この確率は通常、1年の中で生まれる日は同様に確からしいとして計算される。しかし実際の出生数は、クリスマスである12月25日は他の日より多く、正月三が日である1月1日から3日までは他の日より少ないなど、ある特定の日やその周辺の日では出生数に偏りが存在する。そのため、出生数の多い日順にランク付けした「誕生日ランキング」なるものが存在する。
本発表では、厚生労働省「人口動態統計」から1996年以降の出生数に関する調査データを用い、日ごとの出生数を可視化して出生数が偏る日や月を把握し、年ごとに出生数分布の偏り度合を計算し比較することにより、偏りが生じる原因を考察する。さらに年による出生数の推移、月による出生数の偏りを考慮し、年と月、各月の日数で出生数を説明する統計モデルをあてはめ、年の効果、月の効果についても考察する。特に出生数の可視化部分については、試行錯誤した結果をJMPのデモンストレーションを交えながら説明する。
JMP® を使用した出生データの視覚化と分析: 出生日順位からの分析の進化
SAS Institute Japan、JMP Japan 事業部、技術グループ、システムエンジニア、増川 直宏
「同じクラスで同じ誕生日の人がいる確率は?」という質問は確率の問題として有名ですが、この確率は通常、年間のすべての日に等確率で発生するものとして計算されます。しかし、クリスマスである12月25日は他の日よりも出生数が多く、新年最初の3日間である1月1日から3日は出生数が少なくなっています。つまり、特定の日とその前後の日には出生数に偏りが生じています。そのため、出生数の多い順に日をランク付けした「出生日ランキング」があります。本発表では、厚生労働省の人口動態調査報告から1996年以降の出生に関する調査データを使用します。出生偏りが生じている日と月を把握すること、つまり1日あたりの出生数を可視化し、この出生分布の偏りを年間で算出・比較することで、偏りの原因について考えることができます。さらに、年別の出生数の推移や月別の出生数の偏りを考慮することで、年別、月別、日別の出生数を説明する統計モデルを構築し、年別、月別の影響を考慮することができます。特に、出生数の可視化に関する試行錯誤の結果をJMPのデモを通じて説明します。